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Choosing a Hyperliquid Data Layer: A Builder's Comparison of the Infrastructure Options

Choosing a Hyperliquid Data Layer: A Builder's Comparison of the Infrastructure Options

By @CoinMarketMan - 08-Jul-2026

Hyperliquidデータ層の選択: インフラオプションのビルダー向け比較

Hyperliquid上で構築するすべてのチームは、同じ岐路に立たされる。コピートレードアプリ、リスクダッシュボード、アラートサービス、クオンツ戦略など、プロダクトのアイデアがあり、データが必要だ。価格データだけなら簡単に手に入るが、ポジショニングデータ、コホートインテリジェンス、オーダーフロー、清算サーフェスが必要になる。データ層が必要かどうかではなく、どれを選ぶか、そしてスタックのどこまで自分で構築してどこから買うかが問題だ。

この判断は複利で効いてくる。選んだデータ層がインフラコスト、市場投入までの時間、プロダクトの可能性の天井を決める。生のRPCを選べば、プロダクトコードを一行も書く前にインデックスパイプラインを構築することになる。ダッシュボード専用ツールを選べば、プログラム的に構築することすらできない。この記事は、ビルダーの視点からHyperliquidデータインフラのオプションを正直に比較したものだ。各オプションが何を提供し、何のコストがかかり、どこに適しているかを解説する。

全体像

Hyperliquidデータインフラは大まかに5つのカテゴリに分かれ、それぞれ異なる問題を解決する。

  1. 生のRPC / ノードアクセス — チェーン本体、未加工
  2. プラミングプロバイダー — 正規化された市場データ、オーダーブックストリーミング
  3. ダッシュボードプロダクト — UIに閉じ込められたアナリティクス
  4. ウォレットラベルサービス — 個別アドレスへのIDタグ付け
  5. コホートインテリジェンスAPI — 事前計算された行動アナリティクス、開発者が利用可能な形式

これらは厳密な競合ではなく、重複しながらも異なる問題を解決する。本格的な構築では、2〜3つを組み合わせることが多い。この比較の目的は、各層が何をするかを理解し、自分のプロダクトに合った組み合わせを判断できるようにすることだ。

生のRPCとノードアクセス

何か: Hyperliquid L1への直接アクセス。すべてのフィル、すべての注文、すべてのファンディングペイメントが未加工の形で得られる。HypeRPCなどのプロバイダーが月額約$99で提供しているほか、自前のノードを運用することもできる。

何が得られるか: すべてが最も生の形で手に入る。完全なデータ忠実性、中間業者なし、バイアスなし。

実際に使うためのコスト: これがビルダーが陥るワナだ。生データは安い。しかし生データを有用なものに処理するのはコストがかかる。生のフィルをコホート分類に変換するには以下が必要だ。

  • チェーンの創世記からすべてのウォレットの完全なPnL履歴を再構築する
  • ポジションがクローズされるたびに分類を維持する(継続的な再計算)
  • 履歴スナップショットのストレージを構築する
  • エッジケースを処理する(サブアカウント転送、入出金パターン、ボット活動)

現実的に、生のRPC上にコホート分類パイプラインを構築すると、コールドスタートの再構築と継続的なメンテナンスを考慮すると、エンジニアリング費用とコンピュート費用で月額$10,000以上かかる。$99のRPC代はその数字の中で最も小さい項目だ。

誰に向いているか: 総合的なコントロールを必要とし、パイプライン全体を所有する理由がある専任のデータエンジニアを抱えるチーム。ほとんどのプロダクトチームにとっては、間違った出発点だ。プロダクトを出荷する前に6ヶ月間インフラ構築に費やすことになる。

プラミングプロバイダー(Hydromancer)

何か: Hyperliquid向けの正規化された市場データインフラ。クリーンな市場データ、L2/L4オーダーブックストリーミング。Hydromancerが主要プレイヤーで、月額約$300〜$2,500。

何が得られるか: 高品質なプラミング。プロダクトにオーダーブックの深度、低レイテンシー市場データ、または実行グレードのフィードが必要なら、これはまさにそのために構築されている。

何が得られないか: アナリティクス。コホートも、リーダーボードも、リスクスコアリングも、行動分類もない。パイプはあるが、その中を流れるインテリジェンスはない。プロダクトが誰が取引しているかその実績が何かに関するものであれば、プラミングはその答えを提供しない。答えを自分で構築するための生素材を与えるだけだ。

誰に向いているか: 実行インフラ、マーケットメイクツール、またはオーダーブックの深度とレイテンシーがコア要件となるものを構築するチーム。そのユースケースには強力な選択肢だが、アナリティクス駆動のプロダクトには不一致だ。

ダッシュボードプロダクト(Hyperdash、ASXN)

何か: UIを持つアナリティクスプロダクト。Hyperdashはアナリティクスダッシュボードを提供する(pvp.tradeに買収済み)。ASXN/HyperScreenerは無料ダッシュボードと日次更新の基本APIを提供する。

何が得られるか: すぐに見られる既製のアナリティクス。手動リサーチをする人間にとっては便利だ。ダッシュボードを開き、分析を見て、意思決定する。

ビルダーとして何が得られないか: インテリジェンスへのプログラム的なアクセス。HyperdashのアナリティクスはそのUIの中に閉じ込められており、コホートビューを自分のプロダクトに引き込むためのAPI呼び出しはできない。ASXNにはAPIがあるが、日次更新のREST専用であり、ほとんどのリアルタイムプロダクトには粗すぎる。インテリジェンスは存在するが、構築に必要な深さや鮮度で開発者が利用できる形ではない。

誰に向いているか: 手動リサーチをする個人トレーダーやアナリスト。インテリジェンスがプログラム的に公開されていないため、その上に自分のプロダクトを構築する基盤としては向かない。

ウォレットラベルサービス(Nansen、Arkham)

何か: 個別ウォレットへのIDタグ付け。Nansenはスマートマネーアドレスにラベルを付ける(Pro月額約$49)。Arkhamは取引所間のクジラ追跡を行う(現在は無料)。

何が得られるか: 名前付きID。「このウォレットはJump Tradingだ」「このアドレスは既知のスマートマネーアカウントだ」。特定ウォレットのIDが重要な場合に便利だ。

何が得られないか: 集団レベルでの行動分類と、Hyperliquidの深いカバレッジ。Nansenは特定したウォレットにラベルを付けるが、すべてのHyperliquidウォレットを行動で分類するわけではない。Hyperliquid特有のカバレッジはHyperliquidネイティブツールに比べて浅く、モデルが根本的に異なる。ラベルは「このウォレットは誰か」に答えるが、「このコホートはどのように行動するか」には答えない。

誰に向いているか: クロスチェーンのウォレットIDが重要なプロダクト(Ethereum、Solana、Hyperliquid間で既知のエンティティを追跡する場合)。Hyperliquidネイティブの行動分析には間違ったツールだ。問いが異なり、カバレッジも浅い。

コホートインテリジェンスAPI(HyperTracker)

何か: 事前計算された行動アナリティクスを、開発者が利用可能なAPIとして公開するもの。これが私たちが構築しているカテゴリだ。すべてのHyperliquidウォレットを16の行動コホート(サイズ別8つ、生涯PnL別8つ)に分類し、ポジショニング、オーダーフロー、清算リスク、リーダーボードをプログラム的に利用できる。価格は無料ティアからPulse(月額$179)、Stream(月額$1,999)まで。

何が得られるか: インテリジェンス層が構築済みの状態で手に入る。生のフィルからPnLを再構築する代わりに、API呼び出し一つでコホートが取得できる。リーダーボードインデクサーを構築する代わりに、リーダーボードエンドポイントをクエリする。生のRPC上で構築すると月額$10,000以上かかる重い処理が、すでに完了・メンテナンスされている。

何が得られないか: 深いL2/L4オーダーブックストリーミング(それはプラミングの領域だ。実行グレードのオーダーブック深度にはHydromancerの方が優れている)。そしてHyperliquidネイティブのため、クロスチェーンのIDトラッキングには向かない(それはNansenの領域だ)。

誰に向いているか: コピートレード、リスクダッシュボード、アラート、クオンツシグナルなど、アナリティクス駆動のアプリケーションを構築するプロダクトチームで、分類パイプラインを構築・維持せずにインテリジェンス層を欲しいチーム。ここでの構築対購入の計算は明確に購入に傾く。同等のインフラを再構築するのに月額$10,000以上かかるのに対し、月額$179だ。

並べて比較する

| 層 | 得意なこと | プログラム的? | コホートインテリジェンス? | 構築コスト | |---|---|---|---|---| | 生のRPC | 完全なデータ制御 | はい(生) | 自前で構築(月額$10K以上) | $99 + 大規模エンジニアリング | | プラミング(Hydromancer) | オーダーブック深度、レイテンシー | はい | いいえ | 月額$300〜$2,500 | | ダッシュボード(Hyperdash/ASXN) | 手動リサーチ | 限定的/粗い | UIのみ | 無料〜低コスト、構築不可 | | ウォレットラベル(Nansen) | クロスチェーンID | はい | 個別ラベルのみ | 約$49/月、HL上では浅い | | コホートAPI(HyperTracker) | 行動アナリティクス | はい | はい、事前計算済み | 月額$179〜 |

この表は「どれかが勝つ」ではない。「プロダクトが実際に必要とするものに合った層を選ぶ」ということだ。マーケットメイクボットはプラミングを必要とする。クロスチェーンインテリジェンスプロダクトはウォレットラベルを必要とする。アナリティクス駆動のアプリはコホートAPIを必要とする。深いデータエンジニアリングと完全制御が必要なチームは、生のRPC上に構築するかもしれない。

構築対購入の判断

ほとんどのビルダーにとって、実際の判断はインテリジェンス層の構築対購入だ。プラミングと生データはコモディティで安く手に入る。コストがかかり差別化される部分は行動分類だ。生のフィルを「このウォレットはMoney Printer、このコホートはネットロングに転換した、このトレーダーのエッジは衰えている」に変換することだ。

構築することはできる。それは本物のプロジェクトだ。すべてのウォレットのPnL再構築、継続的な再分類、履歴の永続化、エッジケース処理。本番グレードのバージョンには6ヶ月と月額$10,000以上の継続コストが妥当な見積もりだ。行動分類がプロダクトのコアな差別化要因で、それを所有する必要があるなら、構築は理にかなう。

それ以外のすべて、つまりインテリジェンス自体ではなくインテリジェンスの上に構築されたアプリケーションがプロダクトであるチームにとっては、層を購入するのが明らかな選択だ。APIを統合し、数ヶ月ではなく数週間でプロダクトを出荷し、分類パイプラインのメンテナンスは他者に任せる。エンジニアリングはプロダクトを独自にする部分に集中でき、すでに存在するインフラを再構築することに費やさない。

これからの方向性

名指しする価値のあるトレンドがある。アナリティクスは生データとして無料に向かっている一方で、インテリジェンスは価値を保ち続ける。Nansenは価格を95%削減した。Arkhamは無料になった。コモディティ層、つまり生のラベルや基本的なダッシュボードはゼロへの競争をしている。価値を保つのは、ビルダーが処理コストを節約できる事前計算されたプログラム的にアクセス可能なインテリジェンスだ。

これがコホートAPIカテゴリの賭けだ。勝利するデータ層は最も多くの生データを提供するものではなく、最も少ない労力で最も有用なデータを提供するものだ。Hyperliquidのエコシステムが成熟し、より多くのチームがその上に構築するにつれて、同じ分類パイプラインを何度も再構築することなく最も速く出荷できるインフラ層が、複利で効いてくる。

ビルダー向けHyperTracker APIを探索する →

まとめ

Hyperliquid上で構築するなら、プロダクトのコアニーズを正しい層にマッピングしよう。

  • オーダーブックの深度と実行レイテンシーが必要? プラミング(Hydromancer)。
  • クロスチェーンのウォレットIDが必要? ウォレットラベル(Nansen)。
  • 完全なデータ制御が必要で、パイプラインを構築するエンジニアリング力がある? 生のRPC。
  • プロダクトにプログラム的に行動アナリティクス、コホート、ポジショニング、フローが必要? コホートAPI(HyperTracker)。
  • 手動リサーチをしているだけで、構築していない? ダッシュボードで十分だ。

ほとんどのアナリティクス駆動のプロダクトは、インテリジェンス層にはコホートAPIを選び、実行のためにプラミングと組み合わせることもある。避けるべき間違いは、安いからという理由で生のRPCをデフォルトにすることだ。RPCの費用は小さいが、その上に構築するパイプラインはスタックの中で最も高価なものになる。すでに構築されている層を購入し、エンジニアリングはプロダクトを独自にするものに費やそう。